サクラの春に巣ごもりの日々

2020.4.3

 

新型コロナウィルス感染症の影響で多くの方が外出を自粛され、るんるん (音符) 春なのに~(若い方はわからないですね)明るいニュースが少ない今日この頃です。

そんな時でも明治通りのサクラ並木は自然の摂理に従って満開を迎え、よっ、演歌歌手の登場か!?と思うくらいに大量のサクラ吹雪が降り注ぎ、レンガ舗道も花びらの絨毯が敷かれた花道となっていました。この季節の、それも数日間しか楽しめない美しい光景です。

春はサクラだけではなく、明るい彩のお花がたくさん出回る季節。お花屋さんで買い求めた旬の生花や植木をお部屋やキッチンに飾り、ご自宅でお洒落な「お花見」を楽しんでいる方もいらっしゃるようです。

広尾散歩通り中程にあるライフスタイルショップ「HIROO arobö」で見つけた”春”はサクラ色の缶に入った「CHERRY BLOSSOM」というお茶。

ニューヨークのティーブランド”HARNEY & SONS FINE TEAS”の中でも人気NO.1とのこと。四角い缶に入っていて、ぱっと見は紅茶のイメージですが、実は緑茶のティーパックなのです。缶に”20 Tea Sachets”と書かれています。お茶の入った小袋は英語でSachetと言うのですね。

サクラの香りが甘く広がり、とっても優しい口当たりの美味しいお茶です。和菓子との相性が良いとお聞きしましたが、今回は先月末で閉店されたドイツパン&洋菓子店「東京フロインドリーブ」のクッキーと共にいただきました。バターの風味が豊かでサクッとしたクッキーと後味がすっきりのCHERRY BLOSSOMの組み合わせは ナイスです。

私も若い頃からの大ファンで、お土産としてどこにお持ちしても喜ばれた東京フロインドリーブのクッキーが閉店と共に味わえなくなってしまったのがとても残念です。多くの人に愛された広尾散歩通りの味がひとつ消えてしまった感があります。

私事で恐縮ですが、最近は不要不急の外出自粛に加えて、情けないことに身体のあちらこちらにガタが来たようで、用事を足すとき以外はほとんど巣ごもり状態の日々を送っています。

先日、月末の支払いにと銀行のATMに行ったついでに寄った本屋さんで、久しぶりに「NHKラジオ英会話」のテキストを買ってきました。サラリーマン時代に良く聴いていた番組です。何につけても飽き性の私が珍しく聴き続けたことでTOEICのスコアーがアップした思い出があり、このテキストには大変お世話になりました。日常的に多くの外国人が利用する広尾散歩通りでも、様々な場面で役に立ちそうなフレーズが沢山出てきます。

テキストを眺めていて、英会話を勉強し始めた頃の学生時代を思い出しました。当時は外で外国人と話す機会はほとんどありませんでした。なんとかネイティブの方と英語を話す機会を持ちたいと思い、有栖川宮記念公園の入り口前に立ち、道行く外国人に声をかけては南部坂を登り切るまでカタコト英語の話し相手になってもらったことがあります。40年以上前の話ですが、突然声をかけて来た見ず知らずの学生のお相手をして下さった方々には、今更ながら改めて心から感謝いたします。

今となっては若い頃のような情熱はこれっぽっちもありませんが、声を出して英文を読むだけでも、なんだか刺激になります。

まだしばらくは自宅で過ごす時間が長い日々が続きそうです。少しでも有効に使いたいですね。

皆様もお身体に充分気を付けられ、それぞれの春をお楽しみください。

 

by  Oyaji-M

 

 

 

 

 

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