「ヒロオ花店(昨年12月閉店)」店主 千野 豊さん

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2016年12月1日放送

ゲスト元気でお洒落で多彩な  千野 豊さん

今回は約70年間広尾に住み続け、昨年まで「ヒロオ花店」を経営していた千野さん。終戦直後の広尾の様子から趣味の写真、また毎年訪れる台湾の魅力、そして千野さん流朝のウォーキングまでたくさんのことを話してくださいました。

まずは千野さんが小学生だった終戦直後のお話です。空襲で広尾にも焼夷弾がばらまかれましたが、幸いにも不発弾もあったため、広尾の一部は焼けずに残りました。ただ周辺のほとんどの地域は焼けてしまい、祥雲寺に程近い千野さんの家の二階から見た南側の景色は見渡す限りの焼野原で地平線が見えるほどだったといいます。わずかに残った建物は恵比寿駅のホームやエビスビールの煙突と白金にある東京大学医科学研究所ぐらい。今では想像もつかない光景です。

次に千野さんが中学二年生のころから趣味で始めた写真。もちろんその当時は自分のカメラは持っていなっかったのでお知り合いからお借りして撮っていたようです。当時撮影した東京各地の写真が時代を鮮明に映し出しています。写真専門誌でもグランプリを取る程のプロ級の腕前で、78才になられた今でも毎日欠かさず撮り続けている千野さん。特にテーマは決めずに「日常生活の中で琴線に触れたもの」を撮るのがモットーです。その中でも年に一度、臨川小学生時代の同級生と行く台湾旅行の時は写真のテーマをあらかじめ決めて撮るようです。最近行かれた台湾での写真も見せていただきましたが「鮮やかな色彩」がとても印象的でした。初めて台湾に行ったときに、友達は少し中国語が話せたのに、自分は全く話せなかったのが悔しかったことから中国語を始めました、と。この心意気が多彩な千野さんらしさですね。毎年必ず訪れるという台湾。なぜここまで台湾の魅力に取りつかれてしまったのでしょうか。千野さんの答えは私たちの台湾へのイメージとはかなり違っていました。千野さん達が電車に乗れば、座っていた他のお客さんのほとんど全員がサッと立って席を譲ってくれるという人の良さ。また、道にゴミが落ちておらず、とても綺麗であること。そして料理が美味しく、景色がきれいなことだとおっしゃっていました。特に絶賛していたのが、陸・海・空軍から選抜された長身イケメン兵士により行われる〝衛兵交代式“。今や大人気観光スポットになっているそうで、持場に立つ兵士が何が起きてもピクリとも動くことないその姿は”かっこいいよ“とおっしゃっていました。お話を聴いていて、今まで私達にとって”近くて遠い存在だった台湾“にぜひ行きたくなりました。

最後に、商店街広報誌「HIROOwalk第8号」の中でも“チーノ散歩”として紹介された千野さんの朝のウォーキング。早朝に広尾の自宅を出て、白金、目黒と歩きますが、千野さん流は手に木刀を持ち、もう片方には2㎏のダンベルをもって歩きます。木刀?と思いましたが「杖みたいなもんだよ。ストレッチもやりやすいしね」と。ストレッチの際にはまず故人を思い出しながら1分間の「黙祷」、続いて三分間の「瞑想」をして深呼吸する。朝日をしっかりと浴びてとても気持ちよく一日が始まるのです。ウォーキングを続けていらっしゃるからでしょうか、初めてお会いした際も歩き方が誰よりもお元気で、足腰がとても軽そうな印象を受けました。

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これからも健康でみんなと愉快に、元気に、粋に、朗らかに、豊かにおしゃれに過ごしていきたい」と結んでいました。

 今回、内容が盛りだくさんだった為、触れることはできませんでしたが、昨年まで営んでいた「ヒロオ花店」の場所は現在は「東京江戸味噌 広尾本店」になっています。江戸時代の日常生活に溶け込んでいた江戸味噌の復活です。古くて新しい美味しいお味噌を量り売りするとってもオシャレな広尾のお店にぜひお越し下さい。

 放送を聴き逃した方はこちらでお聴きになれます。

https://note.mu/shiburadi/n/nf8dcf69fc504

 (こまり記者)