4月=卯月

2021.4.5

「鍵」、失くした事はございませんでしょうか❓

 

何故か、自転車の鍵ばかり失くしております。

自宅の玄関やお店の鍵は失くさないのです、自転車なのです。

ごく一般的なシティーサイクルです。

 

近場でも、乗って出かけた先で失くすと地味に痛手です。

目の前に自分の自転車がありながら、乗れない。

ポケットからバックの底までひっくり返しても、あの小っちゃなカギがない、ただそれだけで自転車は走れない、私は帰れない。

ほとんどの自転車のカギにはスペアキーが付いており、1度の失敗を軽く許してくれる心の広さを感じます。

 

しかしそれも失くすと、カギの本体ごと取り替えてもらうしかなくなります。

カギのかかった自転車の後輪を持ち上げつつ押しながら自転車屋さんまで運ぶ。

かなりの重労働に加え、見た目の恥ずかしさで心が折れそうになる道のりです。

 

カギって大事。

そして新しい自転車のカギが2つ手に入り、

安心した気の緩みか、すぐに失くす・・・。

 

ここまで経験すると、さすがに失敗から学びます。

いいえ、次に活かせればそれは失敗とは言わない。

今こそ、スペアキーを作るのだ❗️

(すみません、大袈裟でした)

明治通り沿いの卯月商店さんは鍵の専門店。

ショーウィンドウは、小さな『鍵の博物館』です。

時代劇で見た、蔵や牢屋にぶら下がってそうな鍵に、

使用目的が謎の巨大な鍵。

 

「これカギですか❓」という物まで並んでいます。

 

犬や猫たちのオブジェのような鍵は、ひとつひとつ表情もユニークで遊び心を感じます。

防犯のための道具ですが、単なる道具で終らせない自由な発想と職人技。

 

店主さんに、写真を撮っていいですかーとお尋ねしたら

「どうぞ、どうぞ」と快諾していただきました。

 

日常のあらゆる場面でお世話になっている「鍵」、

桜舞い散る下で、足を止めてじっくり眺めつつ、

もう失くさなくさないぞ❗️ と心に誓うのです。

 

 

(美容室のaizawa)

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