旅する写真家

2019.12.9

こちらのホームページの中の「広尾写真館」には、
イベントでの臨場感あふれる写真がたくさん掲載されてます。

その中で   photo  by   Uematsu   Naoyuki   のクレジットがついた写真。広尾で働く人々、楽しむ人々のイキイキとした笑顔   撮影したのはフォトグラファーの、上松  尚之さん。

縁あって私共は広尾に来る前から20年以上のお付き合い。初対面時は上松さんもまだ20代。私共の店の50歳オーバーのメンバーからは、いまだに「上松くん」と学生みたいに呼ばれてますが、お互いかなりの大人になりました。

「HIROO walk」の表紙写真もたくさん手がけてます。見過ごしてしまいがちな身近な風景を、ひと味ふた味違う切り取り方で見せてくれる写真。同じ場所に立っても、人によって見える風景はこんなにも違うのかと驚かされます。

東京タワーと満月、そこに向かって商店街の街灯が並ぶ、あの写真は、広尾商店街のシンボル的な風景写真として心に残ります。他にも、広尾とは分かっているものの、「ここ何処」と聞かずにいられない風景を探してくるマニアックさも、さすが「上松くん」。

*撮影中の写真家をスマホで激写! 広尾のお店の中でのイベントも毎月撮影してもらってました。

私共では、美容師さん向けのイベントやステージの撮影をお願いしていて、空間も含めたかっこいい人物像を数々残してもらってます。この20年あまりの間、広尾以外にも、関東のあちこち、仙台、大阪、福岡、ニューヨーク・・・いろんな場でジタバタ一緒に奮闘して、一緒に年齢を重ねてきた気持ち。

「上松でなきゃね」の写真があるのです。

その「上松くん」が来年から東京を離れ、生まれ故郷の石巻に拠点を移すそう。広尾の路上で、「どーも」と行き合うこともなくなるでしょうが、

思い返すと、初対面はイタリア帰り。

〝旅する写真家〟が、旅の途中に広尾に立ち寄って、懐の深い広尾の人々の中でゆっくり楽しんで、再び旅へ出たのかも。またふらりと広尾の路地にも現れるでしょう。「上松くん」のレンズ越しに見える広尾の風景を、またよろしくお願いします

 

(美容室のaiwawa)

 

 

 

 

広尾商店街の日記一覧へ