広尾商店街にて 今日この頃

2018.2.13

この数カ月間でうちのお店でお会いしたお客様のお話です。

お1人目は、以前町田にお住まいで、昨年広尾商店街のお近くに移ってこられた方。お2人目は福岡ご出身の方でお住まいもお仕事も広尾。こちらに来られて1年程経った方。もうおひとりは山形から上京し、広尾の大学に入学以来、社会人になられた今でも引き続き広尾にお住まいの方です。皆さん口をそろえて「1度広尾に住むと他の場所には移れないですね」とおっしゃいます。確かに家賃は他地域に比べて割高ではあるようですが、それに見合った、もしくはそれ以上の環境と安心感や満足感があるとのことでした。おひとり曰く、もらうお給料は変わりませんが、広尾に来てからのほうがいろいろな面で生活に余裕が出た感じがします、と。

ハイソでお洒落な街と言われながら、実は昔ながらの良き下町感や手作り感を残し、緑も豊かなこの街。街を愛する方々が集まることで、さらに居心地の良い街になっているようです。

1月末に冬の夜空に繰り広げられた天体ショー「皆既月食」は皆さんもご覧になられたでしょうか?この日は普段より月が大きく見える「スーパームーン」。また、1月2日に続いて同じ月で2回目の満月なので「ブルームーン」と称され、皆既月食で血のような赤い色に染まることから「ブラッドムーン」と名付けられています。これらすべの要素を合わせて「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」。意味深なカクテルの名前のようです。

 

 

上の2枚の写真は同じ日の「ブラッド」になる前の綺麗な姿のお月様。カメラマンの上松さんが広尾商店街で写してくださったものです。もしや東京タワーの隣に月が昇ってくる「広尾月」になるやもと、長い時間商店街で“張り込み”をして撮影してくださいました。昇る角度が微妙に違い、残念ながら「広尾月」にはなりませんでしたが商店街も明るく照らしてくれる素敵なお月様です。

平昌オリンピックで2月12日に行われたスキーフリースタイル男子モーグルで見事銅メダルに輝いた原大智(だいち)選手は地元広尾中学校の卒業生。広尾商店街でも渋谷区作成のポスターを街路灯に貼り、皆で応援していました。当日までメディアではあまり取り上げてもらえなかった原選手が、他の多くの選手がミスを連発して脱落した難コースで、予選、準々決勝、準決勝と勝ち進み、決勝でみごと高得点をたたき出した時には、テレビに向かって声援を送っていた多くのお宅やお店で大きな歓声と割れんばかりの拍手が湧きあがり、感涙にむせぶ光景が繰り広げられたことでしょう。

私の母校でもある広尾中学校時代は、うちの息子の1年先輩にあたり、現在広尾中学2年生の娘も大ファンである原選手。決勝で滑り終わった後、自身の点数が発表されるまでの間、手を合わせて祈るように待っていた表情が忘れられません。

広尾散歩通りの街路灯に貼られた原選手のポスターには「祝 銅メダル」の文字が付け加えられています。原選手、本当におめでとうございます!ぜひ、皆さんもこのポスターをご覧になりながら、歓喜に満ちたあの瞬間を思い出してください。

 

by Oyaji-M

 

 

 

 

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