久しぶりに ロトンドでランチ

2024.2.13

お店の前は毎日何度となく通るのに、更にインスタは毎日のようにフォローしているのに・・・。

ここしばらくお邪魔していなかった炭火焼イタリアン「ブラッチェリーア ロトンド」で久しぶりにランチ。

ROTONDOの黄色い文字看板が窓ガラスに映る写真はインスタに幾度も登場します。シンメトリーなこの風景は昼バージョンも夜バージョンもお見事で大好き。

広尾百景があるとしたら間違いなくノミネートです。

シェフやスタッフとカウンター越しに会話を交わしながら食事を楽しむ1階も大好きですが、この日はウッディな設えで落ち着ける2階の窓際の席に座りました。大きなガラス窓に黄色い自転車がダーンと飾ってあるところです。

フロアーの中央には1階のピザ窯から伸びる煙突が天井に向かって突き上げています。

趣のある額縁に飾られたポスターも、トイレに入ると常に流れているやたらに元気なイタリアのラジオ放送も、一時の非日常を味わせてくれるロトンドはいつもたくさんのお客様で賑わっています。

「薪窯で焼き上げるピザ」と「手打ち生パスタ」のメニューがそれぞれ3種類ずつ用意されている中から、ひとつずつ選べる平日限定ランチプレート2種コース(3つ選べる3種コースもあります)が今回のランチ。

娘はマルゲリータ&パスタはペペロンチーノ。私はマリナーラ&本日のパスタ(トマトラグー)をチョイスです。

オーガニック大根を使ったやさしいお味のスープ、又はシャキシャキな朝どれ野菜のサラダが前菜として付きます。

支店がある山梨県の小淵沢から届く新鮮な野菜は、サラダにはもちろん、ピザ、パスタ、焼き野菜にとロトンドの味を作る大切なキャストです。

ご近所にはロトンドが好きすぎて、ランチは「ほとんどロトンド」という方がいらっしゃいます。

頻繁に通うファンをも毎回満足させるロトンドのいつもの美味を満喫し、ハーブティやコーヒーをすすりながら鮮やかなエディブルフラワーが飾られたティラミスもいただきました。

人気店ならではの忙しさの中でも、マネージャーをはじめ、シェフ、スタッフの皆さんから「気持ちよく、楽しく食事をしてもらおうとする心配り」を常に感じます。

クリスマスのサンタコスチュームや、節分の鬼さんコスチュームもとことんやってくれました。

私が子供の頃から若い時分にかけては、この同じ場所に「かど田丸」という、それはそれは美味しい鰻屋さんがありました。

使い込まれたウチワをパタパタ仰ぎながら炭火の焼台で丁寧に焼かれていた鰻のかば焼き。大切なお客様が見えた時以外には滅多に口にできるものではありませんでしたが、香ばしい香りは店前を通ればいつでも吸い放題!

鰻をお願いするとつけてくれる、小さなプラスチック容器に入ったタレは大切にとっておいて、のちのち何度もごはんにかけて贅沢気分を味わったものです。

ロトンドの店名につくブラッチェリーアとは「炭焼き」という意味とか。

この場所では、炭火で焼いた美味しい料理を提供するDNAが鰻屋さんの時代から受け継がれているようです。

by Oyaji-M

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