広尾の秋 ペットに寄り添う

2019.11.17

街全体が静かな日曜日の朝はジョギングにも犬の散歩にも最適ですね。秋の朝特有のちょっとひんやりした空気の中を歩くのは本当に気持ちの良いひとときです。

広尾散歩通りのなかほどにある祥雲寺の山門前から東方面を眺めると、正面に見える有栖川宮記念公園の森が季節の移ろいを伝えてくれます。

「公園の中は秋の準備が進んでいますよ。ぜひお越しください。」と語り掛けているよう。

沢山の真っ赤な実をつけたハナミズキを眺めながら近所をひと回り散歩してくると、すでに南の空からあたたかい陽が差し込み始め、爽快な青空が広がりました。

 

10月24日(木)渋谷のラジオ「渋谷商店部 恵比寿エリア」に広尾テラス動物病院の稲垣絵里子先生がゲストとして出演されました。

テーマは「ベットの寿命を延ばす3つの習慣」です。とっても勉強になりました。

大切な習慣の1つ目は“寿命を延ばす食事の選び方”。

寿命を延ばす食事をするためにはその子に合ったフードを選ぶコト。食べてくれない事には始まりませんから、まずは“喜んで食べるモノ”をチョイスです。重要なのは毛艶が良くなるフードを選ぶコト。1ヶ月程食べさせた後に毛艶の状態をチェックしてください。毛艶が健康の大きなバロメーターなのです。ウンチの量と臭いが少なくなることもポイント。消化が良く身体に合っているという事ですね。また通常のフードに加えて多くの「気」が含まれている旬の食材をトッピングするのもオススメです。

寿命をのばす習慣の二つ目は“ストレスのない生活を心がけてあげる”コト。

心の健康を保つということ。この辺は人間と同じですね。ペットはしゃべることが出来ませんからその子の心に寄り添うということです。広尾テラス動物病院では院長先生を始めスタッフ全員がペットの心理状態を常に見守ります。怒っているのか、悲しいのか、落ち込んでいるのか、帰りたいのか・・・。その子の表情や動きを見て感じ取るようです。心身一如の考えを基にしている東洋医学も取り入れていますから、誕生日からその子の陰陽五行を割り出して性格を見ることも行なっています。短気で怒りっぽい子もいれば怖がりの子もいます。怖がりの子を大きな花火大会やドッグランに連れていくのはただただストレスをかけるだけ。この子には何がストレスなのか?何をいやがっているのか?いつも心の声を聴いてペットに寄り添っている先生からアドバイスをいただけるのは安心です。

三つ目は“定期的な健康診断”。私が学生の頃にウチでも犬を飼っていましたが、当時は犬に健康診断を受けさすことは考えもしませんでした。動物は人間に比べて4倍のスピードで年齢を重ねていきます。1年に1回の検診は動物には4年に1回という計算になります。元気で食欲も旺盛な若いペットの場合の健康診断は1年に1回で十分と言うのが先生のご意見です。ただ7歳を過ぎたシニアには年2回の受診がオススメとのこと。通常の検査でも丁寧に診てくださいますが、より詳しい血液検査、また胸のレントゲンや腹部超音波検査などを受けるペットも多いようです。大切な家族の一員ですものね。

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放送の中でもお話されていましたが、ペットを飼う場合は“飼い主のライフスタイルに合った犬種や猫種を選ぶことが大切”というお話はとっても印象に残りました。稲垣先生は最適な犬種を選ぶための詳しいチャートを作っていらっしゃいました。飼ってしまってから飼い主のライフスタイルとペットの性格が合わないことに気が付くのはトラブルの元ですからね。

ウチの娘も出来ることなら犬を飼いたいと思っているようです。もしその時が来たらワンちゃんの幸せの為にも、稲垣先生に相談して最適なワンちゃんを選んでいただこうと思っています。まあ私にばかりお散歩のお役目が回ってこない事を願いつつ・・ですが。

by  Oyaji-M

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