HIROO WORKS

2021.3.18

広尾散歩通りのお店を中心にインスタグラムを眺めていると,美容院HIROO WORKS(以下 WORKS)のスタイリストさん達の作品写真が店内に飾られていることを発見しました。

NewYork DryCutのフラッグシップサロンとして昨年で14周年、今年の6月で15周年を迎えるWORKS。

私のWORKSのイメージは「情熱あふれるアーティストが揃う大人のサロン」。

美容についての知識はまったくありませんが、アーティストの作品はぜひ見てみたい!

 本来はお客様のために飾られているスタイリストさん達の作品写真を、今回はご無理をお願いして見せていただき、スタイリスト須田祐司さんにNewYork DryCutについてお話を伺えることになりました。 

2階への階段に続く廊下に貼られているこのポスターも大好きです。

商店街の用事でサロンにお邪魔するたびに「なんてお洒落な空間なんだろう」と、毎回ちょっとドキドキするのです。

そして、サロンに入った途端に、いつも言葉にできない ”何か“ を感じるのです。

 

 

  すべての人をもっと“きれい”に!

 この言葉が体全体を包み込んでくれるような丸みを帯びた真っ白なカットチェアが陽光降り注ぐサロンに絶妙なディスタンスをとって並んでいます。

 

髪を濡らすことなく、自然な状態で、時間をかけて、個性を最大限に引き出すカット技術がNewYork DryCut

 自分の髪が大好きになる!

 髪の質も量もクセも顔の骨格もすべてはその方が持つ個性。何かを取り除くのではなく、その魅力を最大限に引き出して、お客様がご自分をもっと好きになれるスタイルを目指します。

 NewYork DryCutを作り上げたジョン・サハグ氏に師事し、世界が認める第一人者として活躍されている山根英治氏は今でも “さらにきれいになるカット技術” を日々追求し続けているとのこと。

山根氏がニューヨークから定期的に帰国する際には、WORKSのスタッフはもちろん、NewYork DryCutを実践しているスタイリストは “さらなるきれい” を学びに必ず講習を受けられるそうです。

 ただ乾いた髪でカットすればNewYork DryCutというわけではない!

 NewYork DryCutを生涯にわたって実践し、感性で思い描いたイメージ通りのスタイルに仕上げるカット技術を追求し続ける“情熱”が基本なのです。

 

 今回は開店前にサロンにお邪魔しました。

これからお客様をお迎えする準備をされているスタイリストさんたちの表情や動きからも良い緊張感と共に自信に裏打ちされた素敵なプロの大人を感じます。

 

 スタイリストそれぞれの個性が出ております。誰の作品か当ててみてください」とインスタグラムに書いてありましたので、ご紹介する作品写真はどなたのものなのかはお伝えしないでおきます。

WORKSには全国各地から仕事に来られるオーナースタイリストの方もたくさんいらっしゃいますが、飾られているお写真は、広尾のサロンに常駐されている5人のスタイリストさん達の作品です。

 美容については何もわからない私の勝手なコメントはお恥ずかしい限りですが、個性が際立つ美しい写真を見るのは大好きで、ただただ引き込まれるばかりです。

また、私の撮影で室内の照明が映り込んでしまい、ご覧になりにくいお写真になってしまっていることをお許しください。

 

最初の2枚はサロンの一番奥の白い壁に飾られているものです。 

女性の鼓動と呼吸がかすかに髪を揺らしているように見えて、できることならこの後は微笑んでほしいなと願う気持ちになりました。

 

ショートヘアーに黄色いメイク、赤い無数の繊維の動きが女性の心と一体となって、普段言葉にできなかった感情をカメラの前で自由に表しているような感じがします。

 実はこの2枚の作品のスタイリストさんは、お二人揃って2017年発行の商店街広報誌「HIROOwalk Vol.14」の表紙を飾ってくださいました。

どこか異国情緒も漂う個性的な表紙は大きな話題となり、当時表紙をご覧になった多くの方が「ここはどこ?外国?」とおっしゃっていました。

WORKS専属カメラマンの上松尚之氏が広尾散歩通りで撮影されたものです。

 

こちらはカットチェアが並ぶ正面の壁の柱に飾られている1枚。

ボブというのでしょうか。ピタッとヘアスタイルが決まったときに見せる自信に満ちた女性の瞳にドキッとしました。

 

強い風がさらさらの髪を噴き上げているこの作品。須田さんから風を吹かせていない時のお写真も見せていただきました。

次のお写真です。

専門用語はわかりませんが、体のラインに沿って流れるさらっとした黒髪に段差をつけるカットが入り、顔の表情や白い肌の美しさが強く印象に残ります。

 

こちらはダンスのコスチュームでしょうか。体から湧き出るパッションが立ち上がるショートの髪の先端にまで届いている印象です。この髪型の方に街で出会ったら「わっ、かっこいい」とおもわず声が出そうです。

 

上の2枚のお写真は、タイルの質感がたまらなく素敵なシャンプースペースの両側に飾られています。

ご覧の通り、ここはまさにニューヨークです。

この空間も女性をきれいにさせる感性の賜物ですね。

 

最後のお写真は入り口を入ってすぐ正面に見えるもの。

インスタグラムに載っていているこの作品を見つけて、すべてのお写真を見てみたいと思った次第です。

一服の絵画のような躍動的なこの作品は定期的な勉強会で撮られたものとお聞きしました。

「美容師は常に目の前のお客様の髪ばかり見ているので、どうしても視野が狭くなってしまう傾向があります。もっときれいになっていただく為には頭や顔だけではなく、トータルな美しさを意識する視点が大切。そのための勉強会を毎月開いています」と須田さん。

 サロン内に飾られているそれぞれのお写真はその意識をもって撮られていたのですね。

 WORKSを愛するお客様は、いつもお世話になっているスタイリストさんの個性をご存じですから、どなたの作品かはすぐにわかってしまうのでしょうかね。

 お写真を拝見して、お話を伺うことで、これまでサロンにお邪魔するたびに感じていた  “何か”  を少しは理解できたような気がします。

 大変お忙しい中、貴重なお時間をつくってくださいまして誠にありがとうございました。

 

 

by  Oyaji-M

 

 

 

 

 

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