妄想図書室 -みんとしょ in 広尾
数年前に広尾の大学を卒業し、広尾に来る頻度が減ってきました。
そのことを寂しく思いながら雨の中の広尾をお散歩していると街の移ろいは速く、知らないお店が増えていたり、お店の場所が変わっていたり……。
おや、<キッチンふるはし>の並びに見慣れない看板を発見!!
「入口は路地奥側の扉から」の案内通りに進んでみる。
お次は、「茶色いドアから2階へどうぞ」と書かれた案内がある。
茶色い扉を見ると「OPEN」と記された黒板が掛かっている。
よし、試しに中に入ってみようと思い、ドキドキしながら開けてみる。
入口から2階へ続く急な階段が見えるぞ。
上の方から声が降ってくる。
どうやら歓迎されているようだ。
靴を脱いで階段を登り、声の元へ進むと、2階は本棚に囲まれていた。
声の主は、妄想図書室の発起人である、みらいさんでした。
みらいさんによると、ここの本棚は、棚ごとにオーナーがおり、オーナーはそれぞれ好きな本やこだわりの本を棚に並べることで、本棚を通して自己表現をしたり、コミュニティの広がりを楽しんでいるんだという。
なるほど、人の本棚を少しずつ垣間見れる空間ということだな。
面白い。
そして、こちらの本は貸し出しも行っているのだそう。
空間を楽しみながらのんびり本棚を眺めるもよし、気になる本を持ち帰ってじっくり読むもよしということか、それぞれの楽しみ方ができてありがたい。
階段付近には、「わたしの好きな広尾マップ」が貼ってある。
訪れた人が、好きな広尾のスポットを記入した付箋を貼り付けていくスタイルだ。
わたしも、大学と行きつけのお店の付箋を書いて貼ってみよう。
こちらの妄想図書室は、開館日が不定期で、1階のキッチン部分を使ったイベントを開催することもあり、コミュニティスペースとしても活用されています。
そのため、訪れる際にはHP〈 https://mousou-tosho.com/ 〉で確認するのがおすすめです。
by 広尾の本好きNANA